CIPE(地域平和教育研究集会)は各地域において、脈々といきづいている平和教育の鉱脈を探求する場を提供する。IIPE(国際平和教育研究集会)との連携のもと、地域と世界の平和教育をつなぐ役割を担っている。 

   よりよい社会・暮らしは、平和のうえになりたっている。あらゆる人びとが幸せであること、自然がそこなわれないことを願う。わたくしたちは、今、どこにいるのか、そして、どこに行こうとしているのか。国際社会は「平和への権利」という理念を生みだすにいたった。正義は誰のものか。いのちのつながり、人びとの関係を修復することで、皆のものになる。集団や地域で、また国際関係において、さまざま問題がある。それら本質をつかみ、転換する日々のさまざまな問題に対処する具体的なすべをもつことが必要である。 

   歴史をみると争いがたえないのだが、人びとがちからをあわせて、平和を回復したいとなみもある。暴力をなくし、戦争・武力紛争をなくすための平和への努力を、人びとがつどい、学び、伝えることをとおして、たしかな手がかりを得る場にCIPE(地域平和教育研究集会)がなることを期待されている。

英語サイト

CIPE : IIPE / CIPE /Community-based Institutes on Peace Education

http://www.i-i-p-e.org/cipe/

Manual

Community-Based Institutes on Peace Education (CIPE)organizer’s manual [PDF]

CIPEは「ここで/ここから、つながりをつくり、ともに、つくる」場です。

 

<1> ここで/ここから

 地域の人びと(当時者)が集い、交流し、ワークショップなどによってすでにあるものを出しあい、成果にもとづいて、対話をおこなう。

<2> つながり(を)

 フォーラムとして、講演会あるいはシンポジュムを実施し、知見をひろげる。

<3> ともに

  関連領域(環境や人権、国際理解教育など)や他の地域の団体との連携をすすめる。

<4> つくる

 地域ならびに関連領域ともあわせて、成果をウエッブや出版物で公開するとともに、世界にも発信する。