12月12日から12月19日   甲南高校

2度目の開催であるが、今回は英語授業の学習成果発表というプロジェクトも兼ねて開催した。2学期に行うつもりが、日程的に12月に入ってからしか開催不可能で、前回のように全校生で見ることができなくなって残念であった。また、公開日も寒い日であったせいか客数は伸びなかった。しかしながら、授業でプロジェクトを行った生徒、また解説を聞きにくることのできたクラスの生徒達には深い学習が可能になった。次回は開催時期と期間を早めに設定し、一般へのPRも計画して行いたいと思う。

見学者(解説者)感想

・僕はこのような展示を見るのがはじめてで、意外と詳しく説明がされているんだなと思いました。アンネが隠れていた家の模型や参考になる本などもおいてあり、わかりやすかったです。アンネの人生を学ぶことによって、戦争の歴史や、国の対立関係も学ぶことができました。

・私はアンネフランクに関する勉強をして、見学に来てくださった方に説明をしました。勉強するまではあまりアンネフランクについて知りませんでしたが、日記や彼女のお父さんの本屋、ナチスの記録を読んで、残酷で二度とこのようなことをしてはいけないと思いました。特に強制収容所に入らなければいけない人には、星型のマークを体に付けられるといった記録が一番残酷だと感じ、その部分を深く調べ説明をしました。どうすればわかりやすく伝えられるかが難しかったです。しかしわかりやすく伝えようと調べるうちにいろいろな資料を読め、これからこのようなことが起こらないように、私たちに何ができるか考えさせられました。  

 

11月11日から12月9日 川崎市平和館

平和学的な意味における様々な非平和を、写真という直感的なメディアによる展示と、非平和・一方的暴力の物語としてアンネフランク パネルとアウシュビッツの図の展示というパッケージで提供したことは、来館者に好評いただいたのではないかと考える。来館者は、「非平和」という普段見慣れない言葉がタイトルになっていることに戸惑う方もいたが、展示の冒頭に、非平和という言葉を平和学の概念とともに解説するセクションを設けたことで、全てを見終わった時には、包括的な非平和への理解が促進されていたように感じられるコメントも多くいただいた。

訪問者感想

 写ナチスが政権を取るまでの経緯が、アンネの物語とともに示されていて良かった

· 写真、アンネの資料ともにとても印象に残る展示で、このような機会をいただいたことに感謝しま

す。写真は自分で何かできることを考えるきっかけをもらいました。アンネの展示はぜひオランダ

とアウシュビッツを訪ねてみたいと思いました。

· アウシュビッツへは昨年2017年いきました。この展示を若い者に見せたいと思います。

· 良かった。もっと早く来れば良かった。

· 人間の愚かさを痛感。過去の経験から学ぶことなく、今尚暴力、テロによる殺人が地球上からなく

なることなく続いている。不条理を感じる、実に悲しい現実です。

· 非平和の意味がわからなかったが、本展示で理解した。

· ただただ悲しくそして、怒りを感じました。非平和から平和の道はどうすればいいのか。考えさせ

られました。

· アンネの日記を子供の時から何回も読みました。ナチスのユダヤ人迫害、アーリア人第一主義には

腹が立ちます。今回とても詳しくわかりやすくて良かったです。戦争のほかでも、人の苦しまない

世界が来て欲しいです。

· 自治体が平和館というものを運営し、このような展示を行っていることがとても素晴らしいと思

う。どれも重い内容で、この展示を見るだけで終わらせず、何かの行動に移せるようにしたい。

· 大変良かった。今世界で何が起きているかがわかった。アンネのことも、日記以降のことがわかっ

た。今が非平和であることを実感。

· 人間の恐ろしさ、その結果の悲惨さを知った。この世のために自分ができることをしなければと思

う。

· このような企画をこれからも潰されることなく強く市民に広め、続けていって欲しいと思います。

日本人の戦争体験はとかく悲惨さ、恐怖、食糧難が強調されるのですが、ドイツの学校教育の霊に

見るように、何故戦争に至ったのか、言論の自由が失われていったのかについて、一般の人々に認

識・反省がない。今の国際情勢はマサのそうなのだということを、このような展示を通じて気づか

せて欲しいと思います。貴重な企画をありがとうございました。

· 毎日のニュースや書物とは別に、非常な運命の人間の写真の力に強く打たれた。

· 私たちは知らなければならないし見なければならない。「無関心」で入られません。ということ。

· 厚木から来て良かったです。

· アンネのコーナーの「ユダヤ人を許すな」という看板の写真を見て、今のミャンマーでは、街角に

ロヒンギャを中傷するパネル展のようなものが普通に見られるというネット記事を思い出しまし

た。日本の文化にも多くの差別が含まれていると思います。反差別の文化が必要です。

· 非平和とはとても広い概念であることを知った。より多くの人に展示を見て欲しい。平和教育とい

うと、広島・長崎というイメージがあるが、それを覆す、このような内容の平和教育をして欲し

い。

· とても印象的で考えさせられる写真だった。みんな平和に暮らしたいのに、いつまでも達せされな

いのが歯がゆい。

フランクルの「霧とよる」を止んだ後だったので、書物で読むのと、展示で見るのはインパクトが

違った。その悲劇がリアルに伝わりとても良かった。

· 涙が出そうになります。この現実をもっと多くの人に知ってほしい。平和は不断の努力がなくては

守れないものだと改めて感じます。

· アンネの日記がとても気になりました。今でも海外で差別は許されるわけではなく、何もできない

今があるのは正直悲しいです。ただ願うのは、無くなることですね。

· 胸を打つ内容でした。ありがとうございました。

· 知らないことが多すぎることを改めて痛感。ありがとうございました。

· アンネフランク の特設コーナーが印象に残り、わかりやすかったです。DAYSの写真はよく撮れて

いるのですが、流れがわかりません。切り取られたものを見せられても何がどうなったのか、どう

してそのようになったか理解できません。DAYSの写真にこだわらず、非平和展は続けてください。

· 小学生3年の授業をしている中で、家族で来ました。どれだけ知ることができるか、大変貴重な時

間でした。

· とても考えさせられました。人として尊厳を守るのはとても大事なことだと思わせてくれました。

· アンネのことが詳しくわかりました。

· いつも平和館にふさわしい企画をありがとうございます。非平和展、構想とネイミングが良い。特

設のコーナーがあるのも良い

 

100th ANNE FRANK Panel Exhibition Report

開催地 ノートルダム女学院中学高等学校

展覧会 2018年10月1日~31日(日祝休)

Swimmyによる朗読劇「アンネの日記」上演 

10月16日午後1時30分~2時30分 学校講堂にて

 和中庵という場所でこの展覧会を開催することができ、そのご縁に感謝しています。また、そのつながりから朗読劇の鑑賞も実現し、生徒たちにとってはとてもぜいたくな学びができました。外部からの見学者は150名ほどでした。多くはありませんが、しかし、わざわざここまで足を運んで下さる方がそれだけいらっしゃったということです。パネル展が回数を重ねることでさらに多くの人々が平和への思いを強く持って下さることを期待しています。

 

 

6 月29日から 7月 1日 鈴鹿市2018平和への祈り

5 月19日から 5月20日 神戸大学附属中等教育学校

5 月12日から 5月15日 高井戸中学校